オヤジも自転車もメンテナンスは必要。

走っていればネジも緩むし、汚れも溜まる。早めに手入れをしてあげれば、故障も防げる。長生きのコツは、自転車も人間も同じですね。

自宅でできる基本メンテナンス

自転車の基本的な調整は、ほとんどの部分がこの工具で可能です。

  • アーレンキー
    ネジ径に合わせた六角レンチのセットです。
    100円ショップでもセット品が販売されていますが、ネジを舐めてしまうとマズイので、精度の高い少し値の張る物の方が、後悔をしないですみます。使用頻度の高い、2/2.5/3/4/5/6mm が含まれるセットが良いです。
  • プラスドライバー
    自転車では1番と2番を使います。柄の長さは通常+短いものを用意すると、効率よく調整ができます。
自転車工具

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  • 空気入れ
    家で使うフロアポンプと小型の携行用ポンプ。
    フロアポンプは空気圧ゲージが付いているものが良い。
    スポーツバイクでは、空気を入れる口金(バルブ)の種類が2つあるので、両方に対応したものが良い。
    米式(シュレーダー)バルブ
    クロスバイク、MTB、ミニベロに多い、頑丈なタイプ仏式(フレンチ)バルブ
    ロード、クロスに多い、軽量で空気圧の微調整がしやすいタイプ
  • メンテナンス・スタンド(あると便利)
    カメラの三脚のように折りたため、自転車のフレームをクランプして、作業しやすい高さにリフト固定できます。椅子に座ってかがまずに楽な作業姿勢を確保できるので、腰や膝に不安を抱えるオヤジには、とても有難いです。

メンテナンススタンド

1.タイヤの空気圧

自転車は乗らなくても、空気は自然に抜けていくので1~2週に1回は、空気圧を確認します。

空気圧の単位は「BAR」と「PSI」があり、適正圧はタイヤ側面に表記(通常のタイヤは7~9BAR程度)されています。バルブの形状に合わせてポンプの口金をセットします。
※仏式バルブではキャップを外すと先端にビスがあるので、そのビスを指でつまんで4~5回程度緩めてから、ビスを押してチューブ内の空気を少し射出させた後に、ポンプの口金をセットします。

フロアーポンプのスタンドを両足で踏み、膝の曲げ伸ばしでリズミカルに空気を入れます。腰を曲げて膝を伸ばしたまま、肘の曲げ伸ばしで空気を入れようとすると腕が疲れてしまいます。肘は伸ばしたまま、スクワットの要領で体重を使ってポンプを上下させると、オヤジでも楽に空気が入れられます。
ゲージを確認しながら適正圧まで空気を入れます。

ちなみに空気圧は適正MAXまで入れると、乗り味は固くなり、ハンドリングがシャープになり、よく転がります。

空気圧は1BARぐらい低めにすると、クッション性が高まり乗り心地がソフトになります。

2.ネジの増し締め

パーツ取り付け部のネジは、振動や回転で徐々に緩むので、気づかずに放置すると、とても危険です。特にハンドル回り、サドルやシートポスト、ブレーキ、クイックリリースがもし走行中にズレたり外れたら事故にもつながるので、チェックと増し締めをお忘れなく!

  1. サドル
    サドル下のレールを挟む「ヤグラ」部分のネジをアーレンキーを使って増し締めします。ネジが2か所ある場合に増し締めするときは、交互に少しずつ増し締めする。
    横側からサドルの前・後端を握って、サドルが回転しないか確認する。
    サドルの締め付け
  2. シートポスト
    シートクランプのボルトは、カーボンフレーム・ポストの場合、締め付けトルクがシビアなので、規定値を上回らないように、トルクレンチを使用したい。
    シートポストの締め付け
  3. ハンドル
    自転車にまたがり、乗車視線でハンドルが曲がっていないかを確認し、ステムの固定ネジを増し締めする。上下2本のネジで固定されているタイプは交互に増し締め確認する。
    ハンドルバーを固定するステムのフェイスカバ―部分のネジは通常4本あるので、X字のように対角を交互に増し締め確認する。
    ステムの締め付け
  4. ブレーキ・変速レバー
    (ストレートハンドル)それぞれハンドルに固定する本体部のネジをチェックする。
    (ドロップハンドル)ブレーキの固定ネジはゴムパッドに隠れているので、パットをめくりチェックする。
    カーボン製ハンドルでは、締め付けトルクに要注意。
    ブレーキレバーの締め付け1
  5. ブレーキ台座・パッド
    台座部分はネジロック剤が塗布されているので緩みにくい。
    緩みを確認したら、ネジを外して、ネジロック剤を塗ってから締めこむ。
    パッドは取り付け位置がズレると、片効きや大きな異音が出るので、ネジを緩め調整し直す。
    ブレーパッドの締め付け
    ※ブレーキの引きしろ調整は「最高のブレーキタッチ」、ディレイラーの変速調整は「カチッと変速」で綴ります。
  6. ホイール・クイックレバー
    ホイールを固定しているクイックレバーが、何かににひっかかって緩まないようにする。
    前輪はフロントフォークに添わせるように締める。
    後輪はリヤフォークに添わせるとレバーが引っ掛かりにくい。
    レバーを締めた時の圧接力が十分出るように調整する。
    クイックレバーの確認

最後にバイクを持ち上げて、20cmぐらいの高さから落としてみると、がたつきのある部分がら異音が聞こえるので、確認します。

※クランクやBB(ボトムブラケット)部は専用工具と調整知識が必要なので、メンテナンスに慣れるまではショップに相談してください。