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ギアは何のためにあるのか?
それは、無理に頑張らなくて済むようにするためです。
通常ロードバイクでは前2枚、後ろ10~11枚で構成されています。
見ての通り前の2枚は歯数差が大きく、
上り下りの環境が大きく変わるときに使い分けます。
後ろはギアの歯数差を細かく揃えて、
風向きやちょっとした勾配の変化に細かく調整できるようにしています。
変速は、ペダルの回転数や負荷をなるべく一定に保ち、
無理なく走るための調整に使います。
現在はDi2のように電動の変速システムも登場していますが、基本的に調整箇所は同じです。
- フレームに取り付けられた「ディレイラー」
フロントのチェーンガイドとリアのプーリーゲージの位置を調整 - レバーとディレイラーを結ぶ「ワイヤ/ケーブル」
アジャスターで変速位置を微調整
フロントディレイラーの調整
- 取り付け位置・角度の確認
横から見て、アウターに変速したときに、ディレイラーのガイドプレートがチェーンリングの歯先よりも少し上になっている。
上から見て、ガイドプレートがチェーンリングと平行になっている。 - チェーンガイドの可動域の調整
ガイドプレート取り付け部にある2つのネジ(H/L)が、ガイドプレートの内外に動く限界を設定しています。
アウター変速時にチェーンがガイドプレートの内側をこすっていたら、H側のボルトを調整します。
インナー変速時にチェーンがガイドプレートの外側をこすっていたらL側のボルトを調整します。
(L/Hのボルト位置は機種により異なります)
リアディレイラーの調整
- 取り付け位置・角度の確認
真後ろから見てディレイラーゲージとスプロケットが平行な位置関係を保っていることを確認します。
また、上側のプーリーがスプロケットに当たらないように、Bテンションのネジを確認します。 - ガイドプーリーの可動域の調整
ディレイラ後端部にある2つのネジ(H/L)が、ガイドプーリーの内外に動く限界を設定しています。
トップへ変速時にチェーンがディレイラー側に外れるようならH側のボルトを回して、下側のプーリーとスプロケットが直線状に並ぶように調整します。
ローへ変速時にチェーンがホイール側に外れるようならL側のボルトを調整します。
(L/Hのボルト位置は機種により異なります)