舗装路では、トップクラスのスピードのロードバイク。
風の抵抗を受けにくい前傾姿勢のドロップハンドル。
幅25~30ミリの細いタイヤ。
よりスピードを出すためのギヤ比。
クロスバイクで基礎体力を身に付けたら、
ロードバイクに挑戦してみましょう!
舗装路をひたすら走る
ロードバイクはスピードの爽快感が一番の魅力です。
ですから路面状況が良くなかったり、信号や歩行者で頻繁にSTOP&GOが繰り返される状況では、神経を使うばかりで走りを楽しめません。
やはり休日に、サイクリングロードなどで思い切りペダルを踏んで、
日頃の煩悩を忘れ、己の体力と格闘する・・・
没頭するからこそ、その仲間との自転車談義も心が解放されて、
盛り上がるんです。
ロードバイクは、日頃忘れがちな「挑戦する姿勢」を
オヤジに求めてきます。
それが走行中に壁となり、もがきながらもその壁を突き破った時に、
「俺もまだまだ捨てたもんじゃない」
と自分に陶酔できるのが、最大の魅力だと思います。
ロードバイクはそんな貴重な体験で、
オヤジの萎みがちな心意気を満たしてくれるのです。
ロードバイクの特徴
10キロ以上の距離を快適に高速移動できるのがロードバイクです。
そのためにライディングポジションは、
サドルには軽くまたがり前傾姿勢で漕ぎます。
この姿勢は体重をかけてペダルが踏めるので、効率的にパワーを路面に伝えることができます。
そして高速時にはドロップハンドルの下部を握り、空気抵抗を減らすことができます。
ただこの姿勢は脚だけでなく背筋や腕の筋力も使います。
全身運動になりますので、
最初は違和感と疲労感があるかもしれません。
シティサイクルとはスピードが違うため、路上の自動車との安全な距離感を掴むことも必要です。
ロードバイクのサイズ
ロードバイクに限らずスポーツバイクには、ポジションを決めるための調整箇所が多種用意されていますが、最初は身長に合わせたサイズのフレームを選びます。
フレームサイズの一例 | |
フレームサイズ | 適正身長 |
44 | 155~165cm |
47 | 160~170cm |
50 | 165~175cm |
52 | 170~180cm |
54 | 175~185cm |
各メーカーのwebサイトにジオメトリーとして
詳しく記載されていますので、
これを参考に自分の身長に適合したフレームサイズを選びます。
私は身長170cmなので、フレームサイズは「50」になります。
身長が2サイズのフレームにまたがる場合には、
小さいほうのサイズを選んだほうが良いでしょう。
理由はサドルやハンドルのポジションを決めるときに、
縮めるより伸ばすほうが調整幅が大きいからです。
サドルの位置がフレームから離れていたほうが、
見た目もカッコよくなります。
これは、脚の短いオヤジにとって重要なポイントです。
フレームサイズが決まったら、実際にまたがり細部を調整します。
- 足の長さに合わせてサドルの調整(高さと前後の位置・角度)
- 腕の長さに合わせてハンドルの調整(高さ、角度、前後の位置)
- 手の大きさに合わせてブレーキレバーの調整(位置、引きしろ)
これらの選択・調整はショップで購入した場合には、スタッフと相談しながら調整していきます。
ネットショップやオークションで購入した場合には、購入時に指定したサイズのフレームに仮組の状態で送られてくるので、自分で試乗しながら具合の良くなるように調整します。
その方法は、「メンテナンス」のページでご紹介します。
代表的なロードバイクメーカー
ロードバイクを購入するにあたってメーカー選びは大事です。
イメージを大切にするオヤジにとっては、
性能や価格と共に重要な選択要素です。
各メーカーのwebサイトを凝視して、
ブランドイメージにピンとくる、
納得できるマイ・バイクが見つけてください。
Bianchi(ビアンキ/イタリア)
世界最古の自転車メーカー。
ブランドイメージを象徴する独特の青緑色
「チェレステカラー」は、イタリア語で「青空」を意味します。
価格のバリエーションも幅広く揃っています。
DE ROSA(デローザ/イタリア)
フレームのなめらかなカーブが美しい。
ハートマークのロゴがフェミニンで、女性受けの高いブランド。
機能性も優れた、価格を含めて中上級者向けです。
PINARELLO(ピナレロ/イタリア)
デザイン性が高く、ユーザビリティに優れた設計が特徴。
価格帯はやや高め。ほとんどの車種が20万円以上。
中級者以上の本格派ブランドです。
CHINELLI(チネリ/イタリア)
レトロ嗜好のオヤジが好む1948年創業の老舗ブランド。
デザインは機能性だけでなくおしゃれ度もいいテイストです。
COLNAGO(コルナゴ/イタリア)
カーボンフレームを初めて使った、
世界トップクラスの技術メーカー。
値段も最高級な上級者向けのブランドです。
GIOS(ジオス/イタリア)
ブランドカラーは「ジオスブルー」に白ロゴ。
1948年にイタリア・トリノで生まれたメーカーです。
パーツにシマノ製を採用して、耐久性とコストパフォーマンスに優れています。
ギラスバーではオヤジの嗜みとして、自転車・クルマ・時計や金属アクセサリー・鞄や靴などの皮革製品などのメンテナンスや改造も綴りますので、一緒に楽しみましょう。