2018 ハンドメイドバイシクル展
2018年 1月20日(土)~21日(日)/科学技術館 催物場
国内外のハンドメイドバイシクルビルダーとメーカーが、高い技術力で生み出した「独自性溢れる自転車」や斬新な新機構を取り入れた「独創性の高いパーツ」の展示、トップビルダーによる「トークショー」など、自転車大好きオヤジにはたまらないハンドメイクバイクのイベントが一般財団法人日本自転車普及協会の主催で開催されたので、絶世の美人を探しに行ってきました。

ビルダーの情熱と匠の技術が込められたハンドメイド・バイクの美しさは、惚れ惚れ溜め息の連続です。
Humming Bird. Air Line. そして今。(CHERUBIM /東京)
ケルビム(今野製作所)のブースに展示されたクロモリの自転車たちは、鍛えられた筋肉をユニフォームで隠したような佇まいで、どれもが速く、そして美しい。
きっと魔法を使って、11本のチューブにトラックレーサーの脚肉を詰め込んでいるのだろう。
旅を楽しむランドナー (GRAND BOIS/京都)
カーボンロードとは対局にある、伝統的な曲線と光沢のランドナー。
最新テクノロジー満載のロードとはまた違った、クラシカルな雰囲気がオヤジの心臓を抉ります。小学校時代の文房具を思わせる生ゴム色や泥除けの優しい光沢が、心地よくペダルを踏ませてくれる。
グランボアのブースにあったフロントフォーク!
ITから逃れるには、ランドナーが必要ですね。オヤジはスマホを捨てて、旅に出る。
親父が作るメイドインジャパン (三ヶ島製作所/埼玉)
ランドナーや輪行なら、ペダルはMKSですね。トゥクリップの手縫い革や、工具不要の脱着システムも魅力ですが、競輪用のNJS認定ペダルを作るプライドで管理された品質が素晴らしいです。ちょっとやそっとじゃへこたれない耐久性は、オヤジの見本として尊敬に値する。
自転車パーツ一筋の質実剛健主義(日東/埼玉)
ランドナーを見た後だったので、日東ブースではキャリアに見入ってしまいました。
小ぶりのフロントキャリアや大型のキャンピングキャリアなど、最近は店頭では見かけなくなったパーツを手にとることができラッキー!
溶接や水抜き穴の加工など思いのほか、丁寧に作られていて感動。
チタン!チタン!チタン! (WELD ONE/京都)
重量6.8kg(トップ530mm)のチタンブルーのグラデが悩ましい、フラットフェイスで接合されたチタンフレーム。WELD ONE/小西栄二氏のビルダー魂がブルーの発色に宿っているかのように輝いています。フロント・ヘッド部の力量感と、リヤフォークの繊細でしなやかなラインが見事。予定販売価格は税別56万円だそうです。
唯一無二のマホガニーバイク (SANO MAGIC/東京)
造船技術を駆使して、可動部以外は中米グアテマラ産マホガニーで製作される、唯一無二のSANO MAGIC。

会場ではビルダーの佐野末四郎氏にお会いでき、楽しい話を色々お聞きすることができました。私と佐野氏は同世代!それだけでとても嬉しくなってしまいました。
佐野氏のダンディーな生き様に勇気を頂き、感謝します。